台湾の窯元 1 華陶窯

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台湾の窯元 1 華陶窯

器が好きな人なら陶芸に興味があるのではないでしょうか。では、きっと台湾の陶芸にも興味があるはず。台湾の陶芸のイメージは土でできた陶器ですね。

華陶窯への入口

華陶窯への入口

美しい空間でいただく台湾茶はまた格別

美しい空間でいただく台湾茶はまた格別

日本の伊万里などの磁器のような華やかさはないものの、備前焼や信楽焼などにも通ずる悠久の味わいがあります。お料理を引き立てる名脇役で、茶道で抹茶をいただく時も、お茶を一段と美味しくしてくれる気がします。
台湾の陶芸と言うと、台北に近い鶯歌陶瓷老街が有名ですが、今回ご紹介するのは華陶窯、個人による窯元です。華道家の陳玉秀さんが自ら花器を作ろうと、1984年に苑裡火炎山麓の田園風景の広がる苗栗に工房を作ったことから始まりました。苗栗は、台湾茶の東方美人の産地としても有名です。その後長い年月をかけ、カフェや店舗を併設する施設へと拡張していきました。古い空間を演出した園内は、自然と調和してとても落ち着けます。
台湾式人文庭園内にある建物は、日本式の黒瓦と門、オランダ風の赤レンガ、中国閩南の伝統的な三合院、台湾先住民風など、様々な様式が美しく調和しています。
華陶窯では、今や台湾では珍しい昔ながらの登り窯で、アカシアの薪を使って陶器を焼くそうです。ここでは、来訪客も陶芸を体験できます。粘土をこねると童心に帰れること間違いなし。そのほか、併設された店舗で気に入った作品を購入することもできます。

店舗ではお気に入りの作品を見つけましょう

店舗ではお気に入りの作品を見つけましょう

華陶窯では、伝統的な農家風のおかずやご飯の「割稲仔飯」をバイキング形式で好きなだけいただけます。割稲仔飯とは、収穫時の神への供え物と、作業を手伝ってくれた人たちに振舞うお料理だそうです。ご飯はお米の名産地の苑裡産、ふっくら甘みがあり御代わりしたくなります。
自然のなかでの陶芸体験と美味しいお食事で、閉館まで一日ゆったり過ごせそうです。

割稲仔飯で農民気分

割稲仔飯で農民気分

華陶窯
住所:苗栗縣苑裡鎮南勢里 2鄰 31號(台鐵竹南駅、造橋駅、談文駅から車で約15分、台湾鉄道泰安駅からタクシーで約20分)
電話:電話: (037) 743-611
営業時間: 09:30~16:30
定休日:月曜日と旧正月
入場料金(一日コース):
12歲以上 平日805元、休日930元
3~12歲未満の子供 平日650元、休日710元
3歲以下無料
※入場料金は変動することがあるので要確認

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