台湾で温泉巡り 新北投温泉

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台湾で温泉巡り 新北投温泉

台北からMRT淡水線と新北投支線で約30分、バスでも約45分ほどと、台北から日帰りで行ける温泉街。とても便利なところにありますが、侮るなかれ、台湾最大の温泉郷で歴史や効能、観光名所としては一級です。癒しを求めて台北から足を延ばしてみては。

台湾で温泉巡り 新北投温泉

台湾で温泉巡り 新北投温泉

北投で温泉が見つかったのは1894年、ドイツ人によってでした。その後、日本統治時代に、台湾初の温泉旅館が作られたことで、北投温泉郷として発展しました。石川県の老舗旅館、加賀屋が海外店第一号を出店したのもこの温泉郷。日本式のサービスが自慢です。ほかにも、健康をテーマにした水美温泉会館や、アジア高級リゾート気分を味わえる三二行館(Villa32)など、高級ホテルから、台北市が運営する公衆浴場、親水公園露店温泉浴地など、好みに合わせた宿が選べます。こういった施設の多くでは、日帰り入浴も楽しめ便利です。

北投は、観光名所も充実しています。

●北投温泉博物館
1913年、日本統治時代に建てられた公共浴場を修復、現在は、往時の日本式浴場の風情を伝えるほか、北投地区の歴史や文化を紹介する展示館でもあります。昭和天皇が皇太子時代に訪問されたこともあるという木造二階建ての建物は英国チューダー様式で、窓にはステンドグラスが施された浴場は古代ローマ風と、ノスタルジックな折衷趣味が見られます。

●地熱谷
北投温泉の源の一つで、北投温泉公園の近くにあります。お湯の温度は80~100度くらいで、常に湯気と強い硫黄臭がたちこめている様は、地獄を思わせ、「地獄谷」や「鬼の湖」とも呼ばれます。地熱谷の泉水は硫酸塩泉で「青鉱泉」とも呼ばれ、とても強い酸性です。

地熱谷

地熱谷

地熱谷

●北投文物館
1921年建造で、日本統治時代には北投で最も格式のある旅館でした。木造二階建て和風建築は現在、私立博物館として台湾の民間芸術や文物を保存、展示するほか、日本の茶道も体験できます。

●少帥禅園
日本統治時代中期に建てられた北投山麓に建つ2棟の建物は、当初紳士たちに温泉宿として使用され、その後に特攻隊の出戦前の保養所や、戦後には当時の蒋介石総統が抗日運動主導者を監禁するなど、様々な歴史の舞台となりました。北投温泉と観音山を見渡せる建物は、1984年以降は禅園として今に至ります。

●市立図書館北投分館
緑豊かな北投公園の中にある市立図書館は、台湾初のエコ建築の図書館です。大きな窓を設置したり、自然光をふんだんに取り入れたり、屋根には太陽光発電パネルが設置されています。

市立図書館北投分館

市立図書館北投分館

市立図書館北投分館


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