台湾好きの方には台南はけっこう人気がある都市だそうです。「台湾の京都」と呼ばれていることもあり、古い街並みや、それを活かした観光地やお土産などが人気の1つです。
今回はそんな台南にある日本人関連の観光地を紹介します。
今回ご紹介するのは、林百貨店(ハヤシ百貨店)です。中国語では「リン・バイフォー」と発音します。
こちらは「林:ハヤシ」の名前がある通り過去を遡れば、日本と関係があります。林百貨店はもともと、1932年の日本統治時代に山口県出身の経営者である林方一さんにより創立された百貨店です。
日本統治時代の台南で唯一近代的エレベーターを完備していたこちらは、台南で一番の目抜き通りに面しています。しかし、戦争時代の空爆などの影響で建物はダメージを受けてしまいました。戦後は改修され、百貨店から工場や警官の派出所など、違うものに使用されたのですが、1980年代からは空きビルとなってしまいました。
そして、時代は現在に移り2010年頃から修復作業が行われることとなり、2013年に完了しました。その後、台南市の企業が運営権を獲得し、2014年の6月から「林百貨」としてリニューアルオープンとなります。
店内の雰囲気はレトロな感じを醸し出し、現在の百貨店とは違ってどこか懐かしい雰囲気です。また、売られている商品も「レトロだけど新しい」ような台湾の現在を代表する商品が多く揃っています。
また、夜はライトアップされ写真撮影には人気のスポットです。そして、この林百貨店の屋上からは台南市街を見下ろせるほか、神社、そして鳥居があり、ここには長い歴史があることを教えてくれるとともに、この鳥居は写真好き台湾人に人気な場所となっております。
スポンサードリンク