レトロ感漂う幻想的な街

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九份、九フン(きゅうふん、ジォウフェン) レトロ感漂う幻想的な街

九份(きゅうふん、ジォウフェン)は、台湾北部の港町基隆市の近郊、新北市瑞芳区に位置する山あいの町である。

台湾、九份の街並み

台湾、九份の街並み

1989年、それまでタブー視されてきた二・二八事件を正面から取り上げ、台湾で空前のヒットとなった映画『悲情城市(A City of Sadness)』(侯孝賢監督)のロケ地となったことにより、九?は再び脚光を浴びるようになる。映画を通じて、時間が止まったようなノスタルジックな風景に魅せられた若者を中心に多くの人々が九フンを訪れ、メディアにも取り上げられるなど、台湾では1990年代初頭に九フンブームが起こった。
ブームを受け、町おこしとして観光化に取り組んだ結果、現在では街路(基山街など)に「悲情城市」の名前を付けたレトロ調で洒落た喫茶店や茶藝館(ちゃげいかん)、みやげ物屋などが建ち並び、週末には台北などから訪れる多くの人々で賑わっている。

台湾 九份

台湾 九份

また、世界の旅行ガイドブック(台北付近)にも多数紹介されており、今では台湾を代表する観光地のひとつとして定着している。
宮崎駿のアニメ『千と千尋の神隠し』のモデルになったという噂もあり、日本の観光客への知名度が高まったが、ジブリ・宮崎により公式に否定されている
2008年11月末、経済部の中小企業処は「(民國)97年度革新科学技術の応用群聚計画」を実施し、九份地区に群聚のウェブサイト、無料の無線Wi-Fi(利用範囲:基山街と豎崎路の人気があるスポット、約90%含む)、ネット商店、リアルタイム映像システム(九份風景と人潮及び天気が見られる)、QRCodeシステム(商店と商品の紹介)などの関連技術を導入し、古い町の九フンでも現代的なデジタル技術を活用出来るようになっている。


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